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式根島小学校様_鏡の中のぼく授業

式根島小学校様_鏡の中のぼく授業

2023/3/13 都内にある式根島小学校様にて、6年生に向けた
絵本「鏡の中のぼく」を使った授業を開催いたしました。

絵本「鏡の中のぼく」
TCS代表の馬場が、いじめ問題のひとつの糸口としてこの物語を誕生させました。

「大切な人を、大切にする。」 当たり前のようで、当たり前にできない。途方もなく、そして些細なことを命題にし世界中の母親へ向けたメッセージです。
このメッセージが、やがて大きな成果を生むことを期待して、ぜひ大人が子供と一緒に読み、考えてほしい一冊です。

学校の授業では、園児さん・生徒さんたちに「大切な自分自身と向き合う」という時間を取っていただいております。

卒業前の大切な時間に、自己対話について知る

式根島小学校 6年生は5名。

昨年度はこの小学校で全学年を対象に授業を行わせていただきましたが
今年度は6年生を対象に、2回目の開催です。
1年以上間が空いているのと、転出入もあったのとで、昨年度とは顔ぶれも違いました。

授業は、自己肯定感ととても大きな関わりがある自己対話について知り、
普段無意識に行っていた自分とのコミュニケーションについて考えていく内容です。
昨年度は自分一人の場面を考える児童が多かったですが、
今年度は友達といるときの思いを考える児童が多かったです。
一人一人が心も成長し、相手との関係をより考え悩みながら過ごしていることを感じました。

ある児童がワークシートに記入を終え、でも自分で書いたものをじっと見つめていました。

そばに行き

「最後に書いてあるこの言葉、本当にそう思う?」

と声をかけました。

すると

「うーん…自分で書いたけど、ここだけはちょっと違うかも。」

と言っていました。

自分のことだけど、改めてじっくり考えて文字に書き出してみて、そこでまた気付くこともある。
授業の中の問いに対しての正解はありません。
その分、自分の思いを「本当にそう?」と問いながら、深く考えられる機会になったら…と思います。

いただいた感想の一部をご紹介します。

《児童の感想》
・5年生のときよりもたくさん考えられたと思いました。確かに、自分とたくさん話しているなと思いました。

・絵本の「鏡の中のぼく」をきいて、自分の感情にこまってしまったり、こんがらがってしまったりしたから、鏡の中のぼくがいなくなってしまったのかな~と思いました。授業、楽しかったです。

・たまに私も、本当の自分が見えなくなり苦しくなるときがありました。今回の授業を受けて、心の中の自分(本当の自分)と向き合うことが大切だと気付きました。

・最近なやみが多くてつかれていて、自分のことがきらいになりそうです。でも、今日の授業で自分の△△が分かりました!自分が思っていることが相手にどう伝わっているか、考え直します。

《参観の先生方の感想》
・どんどん各自の深い部分での自己対話が行われていました。ネガティブな感情にフォーカスした児童が多く、かなり自己開示が強いなと感じました。金川さんから子供たちへ、「考えた内容は、全体で共有しない」という判断をしていただきありがたかったです。

・どんな意見を書いても、どれも自分という言葉が所々であったので、受け入れる作業ができやすい環境だと思いました。社会に出る上で、必要な作業だと思いました。

・自分との対話の場面で、子供たちが真剣に自分と向き合っていました。私自身も教員として、自分に語りかける時間が多いことを感じています。

・卒業学年の卒業前の時期という、今回のタイミングで今後もぜひ続けていけたらと思います。自分を見つめること、この物語の内容の大切さを感じます。

Special thanks
小学校の先生方

鏡の中のぼく
著者:馬場啓介

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「鏡の中のぼく」ムービー

20秒のダイジェスト版です。URLクリックで10分間の全編をご覧いただけます。https://www.youtube.com/watch?v=kIL0ePsLqLc

Photo Gallery

全国各地でのイベントや講演会の様子です。